クラウンローチ「Clown loach」の飼育はアクアリウムというジャンルとは遠くかけ離れた世界なのです。
なぜならば、この魚は数多い種類の中でも希に見る奇妙な生態を持っているからです。

 熱帯魚として日本に入ってきたのも古く、多くの人が飼っていると思われますが、ほとんどの場合、明らかにペットとしての飼育になるようです。

 私の飼育のきっかけは、近年水草を植えたインテリアとしての水槽ばかり作ってきたので、たまには何かメインとなる魚を飼育してみたくなって・・・候補にはブラックアロワナが在ったのですが、やはり管理が大変そうなので、中型くらいの魚で何かいないかなと、ネット上をさまよっていた時に見つけたのです。

 それが、http://clown-loach.comなのです。このページをご覧になればクラウンローチの全てが解りますので、興味のある方は是非ご覧ください。
とにかく、気合いが違います。ドメインが「clown-loach.com」ですよ。 やはり趣味というモノはこれくらいじゃないといけないですよね。

 私は、このページを参考に飼育を始めたのですが、一つ違っていたことはローチのサイズです。 このページには「クラウンローチの体長予測」というコーナーがありまして、購入前に私の飼育環境のデータを入れて予想してみたところ、「あなたのクラウンローチの24ヶ月後の体長は5.1cmくらいの気がします」と結果が出て、じゃあ大きくなっても6cm位で止まるのか、と想定して飼い始めたのですが、2年で10cmオーバー、3年で13cm位にまで大きくなってしまいました。やはり、個体によって違うみたいですね。

と言うわけで、このページも私なりのクラウンローチ飼育となりますので、ご了承ください。

Update

Clown loach飼育水槽

WaterBox〜クラウンローチと魚たち〜 http://clown-loach.com を参考に飼育を始めました。

Concept
  • 今までのアクアリウム資材の利用
  • クラウンローチを可愛がる
Data
  • 25x25x高さ35cmの小形水槽(2012/7以降は30x30x40
  • 底床は初期はなし、2年目位から白い砂を入れました (2012/7以降は白の砂利)
  • フィルターはエーハイム2213
  • リリィパイプで酸素を供給(一時期タイマーでエアーも供給していましたが2012/7以降は手動でのディフューザー)
  • 照明無し
  • 2年間はヒーター無し(冬は21度でエアコン管理)
  • 3年目からヒーター入れました

このページを作っているときのローチの状態
動画なのですが、意味がないですよね。 近づくと起きてしまうので、ズームで撮っています・・・ でも暗いですね。
下は、静止画像で撮ってみましたが、ピンぼけですね。 最近は、ふてぶてしくなってきたのか家の外でも横になって寝ます。
魚なので一応このように泳ぎます。(2009/1)
ローチが来る前の水槽

左の水槽です。エビとEch.ウルグアイエンシスを一本植えで育てていました。このあと、底床が根でウールマットのようになってしまいローチ用にリセットしました。

ローチが来てからの水槽

 1匹飼いで決めました。ペットとして飼うには私は1匹飼いが良いと思います。
友達は人間しかいない状態なので早く馴れます。水槽の中に友達がいなくて寂しいだろうなと、お思いでしょうが、私の環境のような小さな水槽での複数飼育は、かえってかわいそうで、なにより魚に寂しいなどという感情は無いでしょう? 犬と同じで飼育者がかまってあげれば喜んでいます。

 下の画像は2007年で1才位のときです。幅25cm水槽が巨大水槽みたいです。 この頃は昼の間はガラス面をずっと行ったり来たりと泳いでいて、夜になると必ず決まった時間に家の中に入るので、クラウンローチの体内時計に感心していました。よく飛び出そうとしていたので水面を下げていて、排水のリリィパイプが水上に出てしまいましたが、偶然この位置が音も無くエアーも供給出来たので、このまま使っていました。

ローチのお気に入りのレイアウト

 2才位の時です。これはレイアウトとは言えませんが・・・
この頃からペットとして君臨していました。
普段は家の中で寝ていたり、こちらを伺っていたりするのですが、呼ぶと外へ出てくるようになりました。
このあと大きくなりすぎて、穴から出るのが苦しそうになってきたので、岩のシェルターに変えてあげましたが、この家が一番気に入っていたようです。

 以下、動画でご覧ください。 水槽の後ろは白なのですが、横から蛍光灯をあてて撮影したせいか、バックに写り込みがあって綺麗に撮れませんでした・・・でも今は、この家には入れないので貴重な映像です。

この頃のスナップ
メンテナンス
  • 水替えは5日に1度、1/3ほどします。水槽が小さいのでペットボトル2〜3本程度のくみ置きした水でOK 添加剤は木酢液2〜3ccを500mlで薄めて(テラリウムと同じ物)数回スプレーしています。
    この水槽もリリィパイプにホースを当てて空気を抜けば必要な場所を掃除できますが、底床の掃除はローチがしてくれるので、最近は計量カップで汲み出しています。
  • 餌は少量を3回くらい「GROWと、ひかりクレストキャット」がメインですが何でも食べるので、乾燥赤虫やコリタブなども適当にあげています(最近太り気味なので食事制限をしています)

2010/2更新

 ローチをイルカのようにジャンプさせようと調教中の動画です。
この後、人の姿を見つけるとジャンプしてエサをねだるようになってきたので、飛び出し事故防止のため今度は水底に、お座りしないと、エサをあげないようにしたところ、すぐにジャンプはしないようになりました。

2011/9更新

 ローチも5才になりました。随分大きく見えますが15cm位です。 水替え時の動画で、強い水流が好きなので水を注ぐときは、いつもご機嫌です。

 水槽の横から撮った動画です。水槽脇の植物がバックになって、正面より見た目が良いようですね。こんなに大きくなっても夜になるとシェルターに入って寝ています。尾は飛び出していますが隠れてるつもりのようです。

2013/9更新

 ローチも7才になりました。水槽を25cmから30cmにして、 ディフューザーを付けて水流も強くしてあげました。大きさはあまり変わらないのですが、態度が大人っぽくなって、警戒している時や怯えている時以外は縞も薄いときが多くなり、可愛げが無くなってきました。力も強くなって寝ているときにシェルターを動かすので水槽前面にシェルターが来てしまいました。しかし、エサをねだるときだけは子供のようです。

2013/10更新

 コリタブをもらっているところです。現在でも一度にあげるのは1個ですが、長年の慣れで1個もらうと、しばらくは満足しています。

 擬態しています。しかし水槽の奥ではなく前面での行動は、いかにも長年君臨しているペットたる所以です。

2014/12更新

 夜の撮影です。
眠くなってきて寝床を作ってるところ。シェルターが小さくなってきたので尾を流木で隠したりと毎日工夫しているようです。

2016/6更新

 ローチも10才になりましたが体長は20cmほどで止まってます。
最近は水換えも10日に1度位で餌は各社のコリタブのみ与えております。カメラを向けているので一応警戒していて、10年たっても老いていく感じもなく、事故等なければまだ10年以上普通に生きていそうです。

2017/6更新

 一年ぶりの撮影で11才になりました。
コリタブも口の中にはいるほど大きくなりましたが、小さな頃からの立ったまま休む癖は変わりません。

2018/7更新

 ローチも12才になりました。
何も変わらぬまま元気に過ごしています。水槽を大きくしようかと思ったりもしますが、ローチはゴロゴロしてるだけなので、水流があれば狭さは気にしていないようです。

2019/9更新

 ローチも13才になりました。
ローチの寿命より先に水槽の寿命が気になりましたので、同じサイズの新しい水槽に替えました。

2020/9更新

 ローチも14才になりました。
体色が薄くなってきたのでライトを付けてみましたが、気に入らないようなので、撮影時だけつけています。

2021/8更新

 夜間の撮影です。
ものすごい体勢で爆睡中。人工マリモの上が気に入ったのか、撮影中も起きませんでした。

2022/10更新

 ローチも16才になりました。
相変わらず元気です。大きさはここ数年変わりません。

2023/10更新

 ローチも17才になりました。
プラストーンをイタズラするのでいつも位置が定まりません。


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